こんにちは、カケルです。

皆さん、宅建マイスターという資格をご存じですか??

2月26日に1月に実施された宅建マイスター認定試験の合格発表があっております。

この資格は、上級宅建士とされるものですが、あまり知られていないのも事実、、、今回は宅建マイスター資格についてシェアします。

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宅建マイスター認定試験とは

宅建士の中でも高い資質を持ち、リーダー的な役割を担える“上級宅建士”としての知識習得を目的に2014年に開始された試験で、これに合格すれば(公財)不動産流通推進センターから「宅建マイスター」として認定されます。

この資格は民間資格ではあるものの、国交省の推奨資格となっているようです。

 

さて、受験資格については、今年1月27日に実施された試験から下記のとおり設けられています。

①宅建士取得後、5年以上の実務経験を有する

②実務経験5年未満だが、不動産流通推進センターが実施する「不動産流通実務検定」で600点以上のスコアを得点している

上記①、②のいずれかを満たす必要あり

 

これらの受験資格を満たす宅建士により、売買契約、重要事項説明などに関する記述試験といった形式で実施されるものです。

 

試験結果は?

今年で第5回を迎えた宅建マイスター認定試験、102名が受験し35人が合格しています。合格率は34.3%ですが、受験者数が少ないですね。

この資格、試験化される以前は3日間の研修を経て卒業試験を実施、ほぼ全員の資格取得が可能だったようですが、現在の制度になり以前より取得難易度が上がったようです。

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認知度が低い宅建マイスター

とはいえ、冒頭で触れたように認知度が低いのも事実。。。宅建士資格が国家試験の中でもトップクラスの人気資格であるのに対し、宅建マイスター資格の認知度はかなり低く、肝心な顧客に伝わらないケースも😢

認知度が低い理由は活躍の場が少ないからだと思います。

宅建士の資格であれば、「35条の記名・押印」「35条の説明」「37条への記名・押印」といった3つの独占業務がありますが、宅建マイスターは独占業務がありません。

なので、宅建士と差別化される活躍の場の提供がなく、言い換えれば資格取得の必要性が低いため、受験者数100名程度に留まっており、普及していないので認知度が低いという、やや悪循環気味な状況にあるのだと思います。

 

宅建マイスター、、、折角の“宅建士の上級者”という位置付けが勿体ない印象、、、、せめて顧客がその資格を目にして一目置いてくれるような認知度まで持っていく必要がありそうですね。

それではまた、、、